チリ落盤、作業員全員「奇跡の救出」に思う

チリ落盤、作業員33人全員が生還 69日ぶり「奇跡の救出」


【コピアポ共同】チリ北部の鉱山落盤事故で、地下約700mに閉じ込められた作業員33人の引き上げ作業は
日本時間14日午前、33人全員の救出に成功した。
 事故発生から69日ぶり。チリ基幹産業の銅鉱山を舞台に、地底からのカプセル搬送方式で空前の「奇跡の救出」
にこぎ着けた。
「全員生還」を掲げたチリ政府は国家的威信を示すとともに、一連の作戦を通じて国民の間にも強い一体感をもたらした。

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すごいですね。 本当に良かった!!
チリ国民が同じ思いで戦った69日。

しかし、わずか30畳の空間に、こんなに長い間、同じメンツで。。。。 
「俺はアイツが嫌いだ!」なんて事言ってたら、全員生還は無理だったでしょうね。


「村の文化」の日本人では無理でしょう。。。
そういう風にならなかったのは、チリ国民性にもあったと思うが、何と言っても優秀なリーダーの存在だったと思う。



・・・・と言う事で。
数年前にこんな資料が。。。   優秀なリーダーの方必見です(笑)。



変化するリーダーの条件
 今回はチームを構成するリーダーの、やる気と団結力を引き出し、チームを勝利に導くリーダーの条件と
資質について、脳科学の観点からお話ししたいと思います。
 リーダーに求められる条件はこれまで、時代や社会状況にともなって変わってきました。
頭がよく、情熱と決断力があって、他人の話をしっかり聞けることなどは、最も基本的な条件です。
ところが、社会が複雑化することで、自分やチームの弱点・欠点を公にでき、それをどのように解決するのかを
メンバーに示し、仲間とともに目的を達成する力が求められるようになってきました。
 さらに現代は、激しい社会の変化のなかでチームを存続させるために、目の前の現象から先を読む能力が
強く求められています。
「立場の違いを認めながら共に生きる」という脳が求めている機能を基盤に、現状をよく分析し、
これから先何が起こって、そのとき何を優先するのかを明確にし、それを実行する能力も求められるように
なっているのです。そして当然ながら、リーダーには自分の宣言したことに対する達成率が問われます。
どんなにかっこいいことを言っても、達成率が低いと、単なるほら吹きになってしまいますし、メンバーからの
信頼も得られません。結果を出せるリーダーこそ求められているのです。



組織の目的と目標を明確に 
 ここからは、リーダーに求められる資質や、またリーダーが注目すべき点を、より具体的に見ていきましょう。
 まず、リーダーは絶対にウソをついてはいけません。ウソはメンバーとの信頼関係を壊します。
従ってウソつきがリーダーになると、そのチームは幸福になれません。
 またリーダーになる人は、メンバーから好かれていることが大事です。いくら素晴らしい言葉を並べられても、
嫌いな人の言葉は決して心に響きません。好きな人の言葉でないと、心には入ってこないものです。
 要するにリーダーは、誰からも愛される人格を鍛え上げることが求められます。メンバーから愛されていない人が
上に立つと、組織が二分してしまうなど大変なことになります。ウソをつかない、だれからも愛されるという二つは、
いわばリーダー必須の資質です。
 その上でリーダーは、組織の目的と目標を明確にしなければなりません。
なんのために集まっている組織なのかという目的と、それを達成するための目標や具体的な方法を示すことです。
そしてメンバーには、例えば資金が不足していることや、味方の人数が少ないなどのマイナス面も含め、
組織の状況をすべて明らかにし、皆で現状を共有します。
それを着実に実践するなかでこそ、勝利への心の団結力は生まれてくるのです。



自ら考え実行する言葉
 そしていざ実行の段階では、目的よりも目標を共有することがより重要となってきます。
目標を共有することで、メンバーは受け身ではなく、目標を共有した一員としての主体性を持ち、能動的になるのです。
このときに注意しなければならないのは、リーダーのしゃべり方や目標の示し方です。

「こうあるべき」「こうすべき」と発言したり、そういう言葉を壁に貼り出して士気を鼓舞しょうとするのは間違いです。
これは目標の共有ではなく、目標に向かってのいわば有無を言わせない命令になってしまい、メンバーのモチベーション
を高めるための自己報酬神経群は働きません。
 目標を共有し、自己報酬神経群を働かせるためには、
「こうあるべき」ではなく、「自分はこうする」「われわれはこうする」と、メンバーが自ら考え実行する言葉でないと、
「脳力」を最高に発揮することはできないのです。このことが、人間の考える仕組みを動かすのです。

メンバー一人一人が自分からこうする、目標を共有できたとき、そのチームは想像以上の力を発揮するのです。