1月17日、阪神淡路大震災から16年

16年前のこの日、私は朝5時半に目が覚めた。
何気なく外を見ると明るい。。。西の空が夕焼けのように。。。

何故???と思いながら煙草に火をつけ、テレビのスイッチを入れた。
その15分後、地面から強烈な突き上げがあり、そして横揺れ。。。

一瞬、何が起こったのか解らなかったが、地震??と理解するまで時間はかからなかった。
揺れが数分続いたからである。


とりあえず、子ども達を2段ベッドの下段に押込め上から布団を被せた。

電気が消えて真っ暗の中、まず隣の仏間に行き御本尊の無事を確かめた。
上下が大きくずれ、倒れる寸前だったので、上部だけを抱えて下におろした。

そのあと家の中の状況を確認し、
ガラス類が割れているので、明るくなるまで絶対動かないように嫁に言い、外に出た。



職場の宿舎に住んでいた私は、職場の状況を確認するため職場である病院に向かった。
途中、携帯で実家の母親に無事であることを伝え、男子部部長に部員さんの安否確認を依頼した。



職場に着き唖然とした。 
スプリンクラーの配管が外れて水浸し。ロッカー類が倒れて、150kgを超える金庫が
2m以上横滑り、机類もグチャグチャ。。。。

まず、スプリンクラーの元バルブを閉め、それから当直室に行き当直者と連携をとりつつ、
地震で被災された患者さんからの電話、来院対応にあたった。


怪我がなく、出勤可能な外科系医師は至急出てくるように連絡とり、外科医長の指示で
当日の一般患者の休診と救急受入に対応する事を市役所・消防署・テレビ局、新聞社に連絡した。

7時前から玄関ホールは人で埋まった。 医事課職員が来るまで、夢中で急患受付していた。


腹が減ったことに気がつき、時計を見るとお昼近くだった。
この日から1週間。 いつ起きていつ寝たか覚えていない。


ここからが本題
先日、17日にNHKスペシャル「防災力クライシス そのとき被災者を誰が救うか」
と言うのを見た。
震災以降、防災についてはどこも神経質なくらい万全を期してきたのに、
今、自治体職員の削減、住民の高齢化など、積み上げてきた防災力が機能しない
「防災力クライシス」に直面している。 と言う。

豪雨で死者が多く出た兵庫県佐用町では、
自治体だけでは限界があると、避難の誘導などを住民に担ってもらう話し合いを始めた。
新宿区では、救急医療の一部を大学生や会社員が行う試みを始めている。


「被災者の命を守るのは誰か」
これには行政と住民が腹を割って話し合い、お互いに自分達で出来る事を検討する事が必要。


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 ブログ「Diversity」に、公明新聞(2008年12月7日付)「全国初の議会条例制定」と題する
三重県伊賀市議会議員本村幸四郎氏(公明党。2009年3月勇退)の報告が出ていた。
議会基本条例は市長と議会の「二元代表制」を基本に、議会のあり方を定義づける”議会の憲法
というべきものです。「二元代表制」とは、首長と議員を住民が直接選挙で選ぶことで、
首長と議会がともに住民を代表していることです。
ただし、対等なのはあくまでも首長と議会で、首長と一人一人の議員ではありません。
従来は市長提案の議案であっても、個々の議員がバラバラな主張をしているだけで、
議会としての意思を示し市長と対峙することはありませんでした。
こうした問題を解決するための条例の制定なのだというのです。

(市民参加の政治へ道筋開く試み)
つまり言い換えれば、
個々の議員は市民の代表とはいえ、市長や行政総体と比べれば弱い存在となってしまいがちです。
ゆえに、従来のような党派による塊という枠を越え、議員全体が政策集団を構成し、政策論議を交わし、
さらにそれを市民に持ち帰り報告、さらに市民から意見を求めるというのです。
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                    ※「Diversity」さん、許可なく流用してすみません

また、何度となく社会貢献について書いておられる。
社会問題に決して無関心ではいられないという機運が高まっている。。とも。


こういう取り組みに公明党は積極的に動くべきだし、
議員を当てにせず、自治会・婦人会・高齢者クラブの代表(役員)になり、地域に貢献すべきだと思う。


これまで、男子部時代の大学校運動やボランティアもある意味、票集めの為の偽善運動のような感じがしていた。
選挙のためじゃなく、日蓮大聖人さまが言われている「立正安国」の為に。。。
御書に「譬へば人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし」とある。


仏法で言う所の「菩薩行」。損得、見返りを考えずに人の為に尽くす。。。
そんな心根のイイ人を育てる組織にならないといけないと考える。

これが出来ているから日本の学会と違って、SGIは強いし信頼があるのだと思う。